栃木県に「さくら市」誕生へ、親しみやすさ重視 http://www.asahi.com/national/update/1226/027.html

最近自治体の合併で、その際につけられる新たな自治体名にひらがながつけられることが多いのには正直ウンザリしていて、それは「ひらがな=親しみやすい、優しい感じ」というその安直な考えがなんだか嫌いっていうのがあるんだけど、この記事の件はウンザリというか落胆してしまいました。今回合併する氏家町喜連川(きつれがわ)町の町名って、歴史的に由緒のありそうな善い名前なのに、それが「さくら市」だなんて。それまでこの地域が育んできた文化とか歴史とか地域性みたいなものが思いっきり無視されてしまってるというか、歴史ある日本の古き良き地名が失われてしまうのが非常にもったいなく残念な気がします。まあ部外者がとやかく言うことではないのかもしれないけど、自治体の名称変更の際には、もう少しその地域の歴史の連続性を尊重した名前を付けてほしいと強く思います。「明日香」の名を残すために合併を見送った奈良県明日香村のように、自分たちのとこの名前にもうちょっと愛着とか誇りを持ってほしいなあ。