日テレ「ザワイド」で『ジーコ日本ロスタイムに劇的辛勝で大丈夫?』

おお、昨日の試合の検証もしくはジーコ批判か?と思い見てしまいましたが、なんて事はなかったです。内容を要約すると、「(格下で3−0ぐらいで勝てると思っていた)オマーン相手に苦戦しちゃって大丈夫?って心配したけど、とにかく勝てたしW杯に向けて日本代表の戦いを見守っていきたい。」ってとこです。
そんな中、二宮清純氏の的確なコメントが良かったです。もうちょっと毒があってもイイかなとは思いましたが。以下引用します。

「自由とは?”選手任せ”?ジーコジャパンの課題」
ほとんどの選手が金縛りにあっている状態でですねえ、まあ10点満点でですねえ、いいとこで4点か5点、それよりももっと辛い点を付けてもいいかなあと。
実力差は誰がどう見ても日本の方が上だと思うんですよね。まあしかもその日本のホームですからね。しかもあれだけのサポーターがいてですね、普通にやればですね、もう少し楽な試合ができるんじゃないかなと、そう思ってましたけどね。やはりその決めるべき時に(得点を)ピシっと決めるのがFWの仕事ですからね、そういう面ではまだまだジーコ監督自身も不満が残ったんではないかと、そしてTVを見てる人もなんとなくフラストレーションがたまったのもそういう所にあるんではないかと。やはり(得点を)取れるときに取ると。
ここまでですねえ、苦労せざるを得なかった、果たして戦術とか、ジーコ監督のこれまでのやり方?、それが正しかったかどうかを検証する大きな、まあその課題とか材料が見えた試合でもあったんだと思いますね。ジーコ監督はですねえ、まあこれまで選手の自由度というモノを認めてですね、悪く言えば非常に約束事の少ないサッカーなんですよね。でもそれがですねえ、試合を経る毎にですねえ、もう少しですねえその結実をしてくと、凝縮していくのかなあと思っていたんですけれども、なんかどんどんどんどん悪くなってっているという印象があるんですね。メンバー個々を見れば、その非常にスキルもあるし、経験も積んだ選手が多いんですけどね、まあ逆に言えばですね、だからこそそのまとまって練習するという時間が少ないもんですからね、やはりそのこれまでの日本の機能的な組織のサッカーが見えなくなっていると。

で、さあこれから代表の課題を徹底検証か?と思いきや、ここで「ドイツW杯でイバラの道を歩き始めたジーコジャパン。苦しみながらもつかんだ勝利で、次への力へ活かしてほしい」というナレーションが入ってオシマイ。あとはこのコメントを活かすこともなく、スタジオでの平板なコメントでお茶を濁して終了しました。まあ、お昼のワイドショーだし、先日の「バンキシャ」でさえあのていたらく ですから、まあこんなもんですね。

※追記 産経新聞にも二宮清純氏のコメント が載っていましたが、こちらの方がより踏み込んだ批判をしていますね。