ファイヤーボーイズ め組の大吾

今更ですがようやく録画した第3話までを見終わりまして、感想など。
このドラマの原作では、主人公・朝比奈大吾が、「天才と馬鹿は紙一重」的な暴走をしつつも、神懸かり的な直感力と超人的な火事場の馬鹿力で、数々の修羅場を克服する様子がとっても魅力だったりするのですが、期待に反してドラマの1・2話での大吾のあまりの無力っぷり、ヘタレっぷりに2ちゃんのドラマ板では非難が殺到。「これじゃ『め組の大吾によろしく』だ」だの「『もしも原作の大吾がヘタレだったら』というパロディ」などさんざんの言われよう。私もだいたい同意ですが。
んで、1、2話に比べれば、第3話では大吾もようやく仕事をしたというか、原作本来の活躍をし始めたというところですが、まだまだつっこみ所満載で、原作の良さがまだまだ生かされていないと思いました。ドラマ板の大吾スレで議論されているのでこっちで今更書くのも何ですが、ドラマでは妙にリアリティにこだわりすぎて、原作の良さを損なってしまっている(そのくせ、火事場でマスクをしていないなどツッコミ所多し)。多少無茶でも非現実的でもいいから、そんなことを一瞬忘れさせるくらい大吾の活躍ぶりに見入って感動してしまうような、そんなドラマを見たいんですけどねえ。
ところで、そんなダイゴのヘタレっぷりを後目に、五味所長(鹿賀丈史)の人気がぐんぐん上昇中。水戸黄門における印籠のごとく、毎回ストーリーの最後で一番おいしい所を持っていきまくりです。

第1話 (命令無視で暴走した大吾の胸ぐらをつかみ)「おまえは、人を殺す!」
第2話 (暴言を吐いた刑事に対して)「火消しをなめるんじゃないよ!」
第3話 (大吾が提出した始末書を破り捨て、お咎めなしとばかりに)「お茶。」

大吾の活躍云々よりも五味所長がラストでどんな事を言うかが楽しみになりつつある今日この頃です(笑)。