桜花賞 感想

3連単367倍キター!!でも今週はPAT口座0円で馬券は買えず(大泣)。競馬ってこんなもんさ…orz

勝敗を分けたのはスタート後1F過ぎの攻防。ハナに立とうとモンローブロンドが大外から猛ダッシュで内へ切れ込む。2番手以降の集団はそれを見て手綱を押さえて控える。そのあおりを受けて、先団のやや後ろ目につけていたシーザリオは、前が窮屈になったのか、吉田稔騎手が手綱を引っ張ってやや後退する。テイエムチュラサンを強引に交わしてモンローブロンドがハナを切る。そのとき、逃げた2頭と3番手以降の集団に大きな隙間が生まれ、そこに外からラインクラフトが実にスムーズに入っていった。大外から馬場のいい内側を先行出来たラインクラフト。一方、中団馬群のなかに押し込まれる形となってしまったシーザリオ。これが勝敗に大きく影響した。

ラインクラフト 2頭の逃げ争いと、それに巻き込まれまいと控えた先行勢との間にポッカリ空いたスペースに、大外から実にスムーズに入っていった。福永騎手の好騎乗。ここ2走は差しだったが、ファンタジーSのように器用に先行できる脚もあり、それがシーザリオとの勝敗を分けた格好。時計も文句なし。騎手の腕と馬の実力がこれ以上なく噛み合った。

シーザリオ 阪神マイルの中枠は、内の馬と外から寄ってくる先行馬に挟まれてしまうケースが間々あるが、今回はそれが最悪の形で作用した。もう少し前につけられていたらと思うが、これも競馬。それでいて4角あの位置から馬群を割り、一完歩ごとに差を詰めて勝ち馬を頭差まで追い詰めたのだから立派。マイルはやはり距離不足だったが、オークスは間違いなくこの馬だ。

デアリングハート 中枠から好位のインにつけて一番ロスのない競馬が出来た。デムーロに導かれてラインクラフトとの叩き合いに持ち込んだが、最後に力尽きた。よく頑張ったが、このあたりが限界か。オークスでもと言う馬ではない。

エアメサイア 常に馬群の外を回らされ、直線でも大外から。それでもしっかり差を詰めて4着。今週はインが圧倒的有利だったことを考えると、かなりいい競馬をしている。鞍上がこのままならオークスではかなり面白い存在。

エイシンテンダー 気がつくとなぜか後方集団にいて「アレ?」という感じ。直線もエアメサイアの更に外から追い込むが、今日の馬場ではこれでは勝負にならない。実力を発揮できていなかった。オークス云々は言えないが、これで終わる馬ではない。

アンブロワーズ 行きっぷりが悪く、直線も全く見せ場ナシ。早熟だったのか?

ショウナンパントル アンブロワーズ以上に行き脚が悪く最後方。その後もいいところナシ。タイムは阪神JFからコンマ2差。アンブロワーズともどもこの馬もあれから成長が止まってしまったのか?それとも前走道悪での大敗でリズムが狂ってしまったのか?

ライラプス 道中は好位のインというかなりいい位置に附けていたのだが、直線はズルズル後退。この馬には時計が速すぎたのか、あるいは早熟なのか。