皐月賞

このレースのポイントは、単勝1倍台の大本命、ディープインパクトをどう扱うかということ。マスコミは1面でスター扱いだが、予想家からは結構不安点を挙げられてはいる。私もこの馬を不動の本命とは見なしていない。この馬の不安点を挙げてみると、
1 少頭数のスローしか経験していないことから、初の多頭数がどうか。揉まれて大丈夫か?馬群を捌けるのか?
2 上記と同じ理由で、はじめての厳しいペースに対応できるのか?
3 厳しいペースになったとき、スローの瞬発力勝負で負けた馬の中から巻き返してくる馬との力関係は?
4 弥生賞の競馬ってそんなに強かった?
といったところだろうか。1については、今回外枠に入ることで多少は緩和されるだろう。馬群の外を揉まれずに追走できるはず。ただ、そうなるとどう仕掛けていくかが問題となる。エアシャカールの時のようにマクっていくのか。直線では馬群を割ってくるのか一番外からくるのか?ただ、昨日の芝のレースを見ると、かなり馬場状態が良く、かつインの馬場状態もまだかなり良い。あまり外から差して来る馬は見られなかった。
2については、ストーミーカフェの離脱で、逃げ馬はコンゴウリキシオービッグプラネットの2頭。陣営のコメントをみると前者の方が逃げそうな感じだ。ビッグの鞍上はあんまり積極的に逃げを仕掛けそうにない。よって案外ペースが落ち着く可能性もある。また、ディープ自身初の厳しいペースにもあっさりついていける可能性はある。
3について、弥生賞はスロー。ここで負けた馬ではマイネルレコルトあたりが厳しいペースで巻き返してくる。あとは負けてはいないが厳しいペースを経験しているビッグプラネット、厳しいペースでより末脚が生きてきそうなダンスインザモアあたりか。
4は、レースをよく見ると、直線ではムチを使っていない。そこをどう評価するか。しかし追わずに大楽勝した馬が、次走接戦で追ってから案外ということもあるし、私はムチを使っていてもそんなに着差は変わらなかったと見ている。その見方で行けば、弥生2,3着馬とはそんなに差はないし、展開次第、位置取り次第で逆転は可能だと見ている。

以上から、力はあるしそれなりに好走できるだろうが、単勝1倍台にふさわしい馬とは思えず、よって消し。3連単では押さえ△程度とする。

ダンスインザモア 前走コーナリングでインからスムーズに馬群を捌き、直線馬群を割って伸びている。器用で皐月賞向きだし、速いペースならなおいいだろう。大外は痛いが。
ローゼンクロイツ まだ底を見せていない。中段より前に附ける器用さもある。血統的に本番不安で○に
コンゴウリキシオー スローに落とすとダメなことは陣営もわかっているだろう。「自分でレースを作って活路を見いだす」という藤田のコメントに期待。
マイネルレコルト 厳しいペースの方がレースはしやすい。前回からの巻き返しは可能。
3連単ディープインパクトペールギュント(無欲の追い込みで2,3着)

◎○▲△マイネル馬連BOX
3連単ならフォーメーションで13,18--3,4,7,13,14,18--3,4,7,13,14(36点)