フローラS感想

今週の府中芝は絶好の馬場コンディションで超高速馬場。よって、ペースが遅かったりすると前が止まらない(逃げ馬は別)状態。外に回してしまうと、インを突いた馬とのコースロスの差が最後まで埋まらない。今週芝で連対した馬のほとんどが、脚質を問わずインを通っていた。デザーモ騎手のコース取りがどのレースもイン突きで徹底していたのが、今の馬場状態を象徴している。そんな中で、最後方から大外一気を決めたディアデラノビア武豊騎手は称賛に値する。

ディアデラノビア このメンバーでは力が抜けていたと言うことだろう。また、阪神1400や1600の忙しい競馬よりも、スローの瞬発力勝負の方が合っている。その意味ではオークスも向いている(レース後のコメントでは「前半折り合いを少し欠いた」とのことだが)。ただ、阪神での連戦後にまた消耗する競馬をしたことで本番に向けてどうか。あと、武豊騎手はエアメサイアとこの馬のどちらを選ぶのだろうか。

レースパイロット 好位のインをロス無く進み、全く無駄のない競馬。ソラを使うこの馬にとっては、大外から強襲されたのもついていなかったが、これで負けたのだから仕方ない。勝ち馬とは着差以上に力差がある。現時点では完敗。まだG1で突き抜ける実力にはないと思う。

アスピリンスノー L系エルコンらしく、外からスムーズに、揉まれず先行して力を発揮。

★ピサノグラフ もうちょっと前で競馬をしても良かったのかとも思うが。直線やや窮屈になる場面もあったが、あれだけロス無いコース取りで、デザーモ騎手にあれだけ追われてもダメだったんだからしょうがない。手応えのワリには伸びなかったようで、陣営は距離を気にしていた模様。次走距離短縮で期待。

★パーフェクトマッチ 外から上手く先行できたが、チョイ足りず。もう少し内枠だったらもう少し上だったろうが、いずれにせよオークスでどうこうというレベルではないか。叩き2戦目で自己条件(恐らく)の次走に期待。

ちなみに、このレースは私はレースパイロットとピサノグラフを1、2着裏表にして、3着は人気薄を狙った3連単。ディアデラは大外と言うことで切ってもた。