喜多方らーめん 食べある記

3日から4日にかけて、ちょっと車で遠出したくなったので、ちょっと会津までドライブに行ってきた。埼玉の越谷を出て佐野藤岡〜宇都宮〜今市を高速で、あとはひたすら一般道を通って会津田島や大内郷なんかも寄ったりして会津若松入り。せっかくここまできたのだからと、ラーメン好きの私は喜多方まで脚をのばした。事前にほとんど下調べしていなくて、以前に行ったときは「坂内食堂」と「上海」に行ったから、今回はそれ以外の美味しい店に行こう、とりあえず「あべ食堂」とか「まこと食堂」あたりが有名らしいからその辺に行っとくか、程度しか考えていなかった。
11時くらいならまだ空いているだろうと思っていたがこれが大間違い。GWの喜多方を舐めてはいけなかった。当初予定していた「あべ食堂」や「まこと食堂」は、この時点で既に店の外には50人以上はいようかという大行列(12時には100人は超えていたような…)。そこまで並んでまで食べたくね〜というのと、たまにはガイド本に頼らず開拓するのもいいかなということで、ラーメン館でもらったMAPを見ながら市内を歩く。
とはいえ、MAPに載っている店だけで50軒以上。さすがにどこへ入ったものか迷う。店構えの汚い所にはあんまり入りたくないし、でもそういう店に限って案外美味しかったりもするし。あとあんまり人が入っていない店だと、美味しくないのかなあとか思ってしまったりしてなかなか決まらない。まだ11時台だと、「坂内」などの超有名店以外はどこも客はまばら。行列の出来る店=美味い店というわけではないが、やはり一つの判断材料にはなる。
結局2,30分歩き回った末、チャーシュー麺が美味しそうだった「ひさご屋」というお店を一軒目に選ぶ。しょうゆスープに、かなり大ぶりのチャーシューが3枚。期待してスープをすすったが…。まずスープの味が薄すぎる。薄味とか言う以前にお湯を多く入れすぎてるんじゃないの?という感じの薄さだった。あとチャーシューも大きいのにスジが固くて簡単にかみ切れず食べにくかった。一口で食べれるサイズではないので、もう少し柔らかくするなりして食べやすくして欲しかった。あと味もあんまり染みていないような。麺はまあまあだったが、全体的には低い評価。5点満点なら2点といったところか。ちょっと残念だった。
気を取り直して2軒目を選ぶ。12時を過ぎたあたりから、行列の出来ている店が多くなってくる。さっき見たときはほとんど人が入っていなかった「朝昼夜」や「喜多や」「味平」にかなり行列が出来ていたりして、「しまったさっき入っておけばよかった」と内心舌打ちしつつも、「オーソドックスで、いかにも昔ながらの喜多方ラーメンを食わせてくれるところに行こう」と思い、「創業昭和32年、透き通ってこくのあるスープ」とMAPに書いてあった「食堂いとう」に入って「蔵ラーメン」を頼む。店に入ったときは客は1組しかおらず、「ちょっと失敗したかな?」とも思ったが、ラーメンは結構イケた。スープは薄味でサッパリしているが味に深みがあり、どんどん飲んでしまう。チャーシューは堅めだが味がしっかり染みていて、肉の甘みも感じられた。麺は普通で、やや柔らかめだった。私が頼んだ蔵ラーメンはなめことかワカメとか具が色々入っていて、普通のしょうゆラーメン麺の方が純粋にスープの味を楽しめたかもしれない。全体的には満足で、5点満点なら3.5点くらいか。昔ながらの喜多方ラーメンが食べられて満足だった。
今回は行き当たりばったりのラーメン屋巡りだったが、今度来るときは事前にしっかり情報収集して、朝、昼、夜で5,6軒くらい回ってみたいなあ。