昨日のオマーン戦に対する各紙の評価

昨日の日本対オマーン戦は、あまりのつまらなさに途中から他局の節約番組とかトリビアとザッピング。もう試合終わった頃かなと日テレにチャンネルを合わせた途端に久保のゴールを目撃した自分は勝ち組ですか?(笑)
さて、一夜明けてスポーツ各紙の記事をネットでチェックしましたが、やはりどこも甘いというか。「後半ロスタイムに劇的勝ち越しゴール」のインパクトが強すぎて、この試合で明らかになった課題・問題点がスポイルされてしまうのではないかと心配していましたがその通りで。点取れない、コンディション悪い、ミス連発という課題も、「予選に楽な戦いなし(サンスポ)」とか「W杯アジア1次予選の最初の難関を乗り切って、ドイツへの道を突き進んでいく。(ニッカン)」とか「苦しみ抜いたが修羅場をくぐりぬけてこれからたくましくなる(ニッカン)」「PKは外したが、闘志あふれるプレーを続けたことはその場にいた誰もが見届けた。イタリアでもっとたくましくなれ。(スポニチ)」てな結論でうやむやに。ちなみに後の2つは中村の記事の結びです。
今回の戦いが、「格下相手にもかかわらず非常に苦しい戦いだった」という見解では、各紙とも一致しているはず。ならば、「ではなぜ苦しい戦いを強いられたのか」についてしっかりと分析し、批判なり提言なりすることがマスコミの役目だと思うのですが、まったくその役目を果たしていないというか、放棄しているのではとすら思ってしまいます。このよう現状に加え、監督が「ヨーロッパ組を早く返してもらうことが最大の仕事」と言い、川淵氏が「今日はみんな満点。勝ち点6をあげたい。」と涙を流して喜んでいるようでは、インドあたりと引き分けでもしない限り、代表の改善は難しいでしょうね。