懲りずにQちゃん落選の件について書いてみる

昨日は気分の赴くままに書いてしまいましたが、今さら言うのもなんですが、中村俊輔2002W杯メンバー落選に関する議論とダブるよなあとは思っていたんですよね。つまり、Qちゃん落選がおかしいというならば、替わりに誰を落選させるべきかをハッキリ言わないのはアンフェアだと。まあ私はQちゃんIN土佐選手OUTという考えなんですが、所詮は無責任な立場からシロウト考えを言っているに過ぎないわけで。国内選考レース3つともニュースでしか見てないですし(汗)。あと、代表枠よりもトライアルの数が多いとか、選考基準があいまいという問題はありましたが、今回の代表選考自体は、妥当だったと思います。やっぱり選考レースの成績が重視されないと、選考レースの意味が無くなってしまうわけですし。(昨日と言っていることが違うやん!)その上で、次回の選考では今回の課題を無駄にすることの無いよう、しっかりとした選考基準を作っていただきたいですね。
さて、前フリはこのへんにして本題。今回高橋尚子選手が補欠にも選ばれなかったことについて(補欠には千葉真子選手が選ばれた)、最初は「マジかよ!」と怒り心頭だったのですが、これは別に千葉>高橋というわけではなく、「高橋尚子ほどの選手を補欠というわけにはいかない」という理由だったようで、これには素直に納得。競馬でも穴党予想家が、「これほどの馬に対して△というのは失礼にあたるので、あえて無印とした」というのと同じですね。まあそうすると武豊騎手に「これほどの馬に無印というのはちょっと失礼ではないですか」とか言われちゃうわけですが(笑)。ただ、そうは言ってもどんなアクシデントが起こるかわからないので、もしもの保険に補欠でも良かったんじゃないかなあと思っていたのですが、このニュースを見て認識を改めました。というか、高橋尚子選手を補欠からはずしたのは、上記の理由からだけではなかったんだなあと。つまり、もし補欠と言うことになれば、今回の事件が更にエスカレートして、「コイツさえ出られなければ替わりにQちゃんが出場だ」とばかりに実際に選手たちに危害を加えると言うことも起こりかねません。そこまでいかなくとも、五輪出場の可能性がほんの僅かでも残ることによって、常に高橋尚子の影がマスコミや周囲の目によってつきまとうことになり、選手たちの士気にも悪影響を及ぼしてしまうでしょう。逆に、補欠からも外れることによって全く可能性が無くなってしまえば、最初はみんな騒ぐでしょうが、そのうち(日本人の特徴ですが)喉元過ぎれば熱さ忘れて、「がんばれ!最強のやまとなでしこ3人娘たち!」とかなんとかTBSあたりがキャッチフレーズをつけて、日本中が今回選ばれた彼女たちを熱狂的に応援することになるでしょう。今回の女子マラゾンの補欠選考には、そういう事も考慮されていたのかなあと思いました。