天皇賞(春)

リンカーン
ネオユニヴァース
▲チャクラ
ザッツザプレンティ
<馬場状態>前日に500万下の芝1800で1分45秒6の勝ち時計が出ていて、かなりの高速馬場です。また、今週の京都はDコース。コーナーが緩やかなので3−4角から直線までスピードに乗りやすい。前日に外回り芝で行われた3Rですべて逃げ馬が勝っていますが、これは、高速馬場で馬場が軽いので、逃げ・先行馬が多少飛ばしてもバテにくく、さらにスピードに乗ったままコーナーを回れるので、そのまま押し切れてしまうのでしょう。以上のことから、ある程度前にいた方が有利で、直線一気の追い込み馬は相当厳しいでしょう。
<展開>強力な逃げ・先行馬がおらず、ペースは落ち着くでしょう。ただし、ザッツザプレンティ陣営は直線だけの瞬発力勝負は避けたいと常々言っているだけに、途中から勝負を仕掛けて消耗戦に持ち込む可能性が高いです。ただ、どこでそれを仕掛けるかは鞍上の判断次第。また、リンカーン武豊もここ2戦は自分から動いてレースを作っており、展開はアンカツ武豊次第。ただ、いずれにせよ直線だけのヨーイドンは無いと言えるでしょう。
<予想>以上をふまえると、ある程度前に行けて、かつロングスパートの消耗戦にも耐えうる馬が本命候補です。リンカーンは有馬や阪神大賞典でも自分から早めに動いて結果を出していますし、また今が恐らく生涯のピーク期です。ネオユニは菊花賞こそザッツとのロングスパートレースに負けてしまいましたが、あれはまともに勝負を受けてしまったから。今回は菊花賞におけるリンカーンのような、前の有力馬を見る形でレースができそう。チャクラはスタミナは十分で、叩き2戦目で。ザッツは、98年の春天の時のシルクジャスティスとダブるんですよね。阪神大賞典では斤量の差で負けたけど本番では前進だ、と言われつつ結局ダメみたいな。なので押さえまで。ゼンノロブロイは有馬を見る限り消耗戦は苦手でしょう。馬券は◎から馬単3点流し。